5月下旬、神戸市ひとり親家庭支援センター様主催の「知っているようで知らない、エンディングノートの作り方」セミナーで講演してきました。ご参加してくださった方は、30代~60代と比較的若い方が中心でした。年齢に関係なく、エンディングノートに対する関心が高いことが伺えました。
当日は10人ほどが参加してくださいました。講演では、実際にエンディングノートを書く時間を設けました。実際に書いてみることで、ご自身のことを振り返る時間が持てた様子でした。
質疑応答も活発に行われました。実際に上がった質問を一部ご紹介します。
①延命治療に関して希望を書いていても、家族がその通りにしてもらえないかもしれない。そんな時はどうするか?→どこまでもその問題あるが、『書く』ということが大事
②成年後見制度を利用した際に、後見人等に支払う報酬はおおよそどのくらいか?→被後見人の財産状況によって家庭裁判所が決定しますが、ひと月あたり数万円ほどです。
③認知症の人を家族が面倒見ていることがあるが、問題ないのか→実際には、本人に代わって預金を引き出すなどあるが、目的外で使用していても、本人は理解できない。というのが問題。
④独居で身内いない場合、誰が成年後見等の申立をするのか?→市町村長が申立することもできます。
⑤デジタル財産として、NISAもエンディングノートに書いておくべきか?→IDは書いておき、パスワードは書かないことをお勧めします。
こうした質問が挙がり、様々な観点からエンディングノートの必要性を感じていることがわかりました。
