12月中旬、学園都市あんしんすこやかセンター様が主催、学園都市地区民生委員様および児童委員協議会様のご協力のもと開催された講演会で、「頼れる家族がいないとき…こんなときどうしよう?」をテーマにお話ししました。講演では、身元保証サービスや成年後見制度についてご説明しました。当日は、80名以上の方にご参加いただき、質疑応答も活発に行われました。
頼れる家族がいない場合、入院費の支払いや日常の買い物など、特に金銭面で課題が生じやすいことをご紹介しました。そうした場合に、介護サービスだけでは対応しきれない部分を「身元保証サービス」を利用することで、補うことができることをご説明しました。その一方で、「身元保証サービス」を提供するために特別な資格は必要とされていないため、周囲の方とも相談しながら、複数の事業者を見比べたうえで契約することが重要であることも併せてお伝えしました。
また、「成年後見制度」についても「身元保証サービス」と比較しながらそれぞれの違いや特徴をご説明しました。
講演内容を自分事として捉え、将来を見据えた具体的な質問が次々と挙がりました。
《挙がった質問》
Q.身元保証サービスを契約し、途中でお金が無くなった場合はどうなりますか?
A. 生活保護の申請をするなど、生活を維持できるようにサポートしていきます。ただ、早めに相談いただくことで、出費を抑える工夫なども含めて、より良い対応を一緒に検討することができます。
Q. 死後事務委任契約をしたいのですが、十分なお金が無い場合、どうなりますか?
A. 契約する死後事務の内容を見直し、ご予算に合った内容をご提案します。また、死亡保険金の受取人を死後事務の受任者にする、葬儀保険を活用するという選択肢もあります。
