6月下旬、誤嚥性肺炎などをはじめとした口腔機能の低下を防ぐため、オーラルフレイルセミナーを開催しました。神戸市で歯科クリニックを開業している歯科医師を講師に招き、セルフトレーニングの方法や食事中に気を付けるポイントについて学びました。
嚥下機能が低下しているかどうかを確認する方法として、「反復唾液嚥下テスト(RSST)」が紹介されました。これは30秒間に3回以上唾液を飲み込めるかを確認するもので、3回未満の場合は嚥下機能の低下が疑われるそうです。ただし、講師の歯科医師は、「この基準は少し低めです。5~6回程度であっても注意した方がよいでしょう。3回を下回った場合は、必ず歯科医院を受診してください」と呼びかけました。
セルフトレーニングでは、「パ・タ・カ・ラ」の発音を繰り返し、舌や喉の筋肉を鍛える「パタカラ体操」を教わりました。
また、食事中に気を付けることとして、次の3つのキーワードが紹介されました。
①少しずつ
②意識して
③うつむきながら
少しずつ食事を口に運び、飲み込むことを意識しながら、うつむいた姿勢で嚥下することで誤嚥を防ぎやすくなるとのことです。講師は、「誤嚥性肺炎は予防できる死因です。日頃から注意を向けることで回避できます」と話しました。
参加者からは、次のような質問が寄せられました。
食べ始めのときや、おなかが空いているとき、おいしいものを食べているときにむせてしまいます。
(講師からのコメント)ゆっくり食べることを意識してください。一緒に食事をする人のペースが速いと、つい合わせて早食いになりがちですが、自分のペースでゆっくり食べることが大切です。また、ご飯をお茶やみそ汁と一緒に流し込むように飲み込む癖がある方もいますが、これも誤嚥につながりやすく危険です。そのような場合は、うつむいた姿勢で飲み込むことを心がけてください。
